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ROCKが好き 3
久しぶりに アコギを弾こうと 引っぱり出しました。
ところが、ネックを 握った途端に ナットがパキンと 割れてしまいました。
結構古い ギター モーリス MV701ヴァンガードシリーズ(Vanguard) (1980年頃)
ここ数年 ケースに入 れたまま だったので 知らない間に 劣化していたようです。
まるで 少し使わない と 調子が悪くなる ミニみたいです。
楽器屋さんに直して貰 うほど 高級なギターでは無いので、自分で修理をしてみました。
GUITAR 3
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これが問題のアコギ モーリス MV701ヴァンガードシリーズ(Vanguard) (装飾はおさえて、表単板で安価で音を追及したモデル) (1980年頃) |
割れてしまったナット このまま弾けないことはないですが、チョーキングすると弦がナット から外れてしまいます。 |
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そして フレットの状態も最悪で
す。 結構すり減っています。
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まず ナットの交換です。指板とナットの隙間にカッターで軽く刃を入れながら数回 カットしま
す。
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あま り力を入れないように 慎重にカッターを動かして行くと ピキッと音がして ナットが外れました。製造時に塗られた 接着剤の後があります。 |
上が 外した ナット、下が新たに購入した 牛骨製のナット材です。 |
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牛骨を サンドペーパーで 削り、
ネックの溝に合うように成形します。なかなか 時間がかかりました。大体削ったら ネックに合わせて微調整が必要です。これが 取ったり付けたりで大変気
を使います。
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ほぼ 満足出来る、はまり具合になりました。元々付着していた 接着剤はヤスリで綺麗に落としておく 必要があります。 |
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固定のため アロンαを少量 流し込みます。 | 削った ナットをはめ込み、弦溝の位置を赤マジックでマーキングした所です。各部調整の為、ペグ(糸 巻き)は外して作業しました。 |
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いよいよ 溝を削ります。少しずつ削り ます。 | 使用した やすりです。一番細いモノで 0.3mm 1弦は一番上の ヤスリで溝を切ります。仕上げは 1000#の紙ヤスリでしました。 |
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削り終了。溝の深さは、1フレットの高さに対して、ほぼ同じぐらいにしました。時々 弦を張って び びらない様に確認、弦の太さによって 6弦側に行くに従って若干高くする必要があります。 | 溝 の深さを決める前に したことがありました。フレットのすりあわせです。木のヤスリホルダー(今回はFENDER用の当て木を使いました。少しラウンド量 はずれていますが)で注意してフレット高さを 揃えます。軽く、軽く 削って行きます。(ネックの指板をトラスロッドを回して真っ直ぐにしてから実施する 事が大切です。) |
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フレットの上面が 平になってしまうの で、Rがつくように 削って行きます。指板が傷つかないように、マスキングテープを張って置く必要があります。面倒な作業です。 | 磨き終わりました。ぴかぴかで気持ちい いですね。 |
今後 弾きながら 微調整をして行
きたいと思います。
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