GRAGE  KENUMA

FR ハブBRG交換
2019/JAN
 フロントのハブベアリングから 若干ゴロゴロ音がし始めました。 確認してみると、ハブナットの締め付けが甘かったようで、簡単に緩めることができる状態でした。
 前回ハブナットのロックピンを挿入する際に穴が合わず、少し緩めて差し込んで対応しましたが、その影響があったようです。
ハブナットのロックピンを外します。
ハブナットを緩めるために、タイヤを再度締め付け
ナットを緩めます。1.5mぐらいのエクステンションを使って ググッと緩めるはずが、拍子抜けするほど簡単に緩めることができました。BRG異音の原因か?
ブレーキキャリパーを外し
ブレーキディスクを外します。
アッパーとロアー、ステアリングのボールジョイントをプーラーで抜きナックルを外します。
シールやベアリングなどは簡単に取り外せます。
ナックルに圧入してある、BRGアウターレースをピンポンチを当てハンマーでコンコン均一に叩いて抜きます。
内側、外側 両方外します。
全て外したので、洗浄します。
アウターレースの圧入は、こんな治具を使いました。
ある程度 軽くプラスチックハンマーで入れた後 治具を当てて均一に圧入します。
ナックルの内側の段付部に密着するまでたたき込みます。
圧入後 裏側から見るとこんな感じ。段付部に2カ所 円弧のえぐりがあり レースを抜くときはこの位置を最初にピンポンチで叩くと抜きやすいです。
裏側もレースを圧入
グリスを充分塗り込みます。
ベアリングにもグリスをたっぷり塗り込みます。ローラーの内部にも充填するようにしなければなりません。
ベアリングを挿入
シールリングをコンコンと挿入
後は元通りに組んでゆきます。
今回はハブナットは切り欠きが多いタイプの物を使うことにしました。規定トルク260Nmで締め付け後ロックピンの挿入がしやすいです。
外したベアリングはやはりガタが多く、アウターレースも若干削れていたようです。
今回はグリスもWAKOS HMG-U ちょう度 2号 を使ってみました。これでしばらく安心です。
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