GRAGE  KENUMA

オーバーヒート
2010/08
今年の夏は 特に暑く オーバーヒート気味。普通に走行中は 真ん中より少し 低いのですが、全開にしたり 高速走行中に 赤ライン近くまで上がってしま います。 
昨年から ウォーターポンプから異音(キー)が発生。プーリーの軸受け部にCRCを噴くと 音がしばらく収まっていたので
そのままにしていました。 いよいよ 交換必要と考え チャレンジしました。
まず電動ファン用の水温 センサーのハーネスを確認しました。ターミナルにかしめられている部分の銅線がブチブチ切れていたので端子を交換しました。 水温センサーとアタッチ メントも交換しました。
シールリングにセンサー は以外と 楽に挿入出来ました。
センサー回りを交換しま したが、水温は相変わらず レッドゾーンに向かって上がります。 クーラントも交換しまし たが・・・
いよいよ ポンプの交換 です。

当たり前ですが 新品は ぴかぴかです。
内部の羽根はこんな 手裏剣みたいな形でした。
性能はわかりませんが  軸受け部のガタも異音もありません

ホースのジョイント部に若干のバリが残っていたので 磨いておきました。 旧の部品は こうやってみると 非常に汚いですね。 ラジエターの外し方はインターネットで調べましたが、とても外せそうな機 がしません。とりあえず アッパー側のステーを外してみました。



リザーバーTANKへの チューブを外しました。
アッパーホースも外します。
ラジエターの下部は前後に 長いボルトで固定されています。FRグリルを外して  長めのエクステンション をつかってゆるめます。



シュラウドのラバーが邪魔なので 前後2点づつのボルトを外しました。 後ろの 下側のボルトは手が入りに くく 苦労しましたが 外せました。
鉄板のシュラウドが ファンの羽根に当たり ラジエターを外せそうもないので  外してみました。
しかし ロアーホースを外せていないので 結局 シュラウドがひっかっかって  ラジエターを上に抜くこと が出来ません。



ラジエター内にクーラントが残っていて 重いので 水温センサーを抜いて空にし ました。
ロアーホースを抜くために、電動ファンを外して、フェンダーの外側から作業する 手を考えました。
大正解でした。電動ファンを外した 大きな穴からロアーホースのクランプがばっ ちり確認できました。



無事 ロアーホースを外すことが出来ました。
電動ファンを外すことにより ラジエターを上に抜く時に電動ファンとラジエター が干渉することもなく う まく行きました。
別の角度から見たところです。



前方から見ると このように見えます。FRサスのラバーコーンも見えます。
上から見ると ブレーキPIPEのジョイントが見えます。
ロアーホースはヒーターホースとこんな感じでつながっています。



黄色いファンは 簡単に外せました。ウォーターポンプにつながっている ホース を外しました。
ウォーターポンプの組み付けボルトを外しました。
ポンプはシールで張り付いていましたが。少しガタガタさせたら 簡単に外れまし た。



長年の錆びや汚れで ひどい状態です。やはり軸受けはがたつきが出ていました。
エンジン側の様子です。ウーム・・・なんと言っていいやら?
新しいポンプ側にシールを 液状パッキン薄く塗り貼り付けました。



エンジン側のシール面をパーツクリーナーで綺麗に洗い、新しいポンプを組み付け ました。
ファンを元通りに組み付け ファンベルトも忘れないように元通りにします。ファ ンとプーリーの間には ス ペーサーが元々入っていたので これも元通りに挟み込みました。
ばらしたときと逆に ロアーホースをラジエターに組み付けて行きます。



ラジエターは塗装はがれた部分を 塗装しなおして、シュラウドを組み付けたまま  ファンとBODYの間に 入れてゆきます
左の状態で ウエス等で ラジエターを保持して ロアーホースを組み付けまし た。
BODYに干渉しないように 少しづつ パズルのように おろしてゆきます。



最後は ファンを少し たわませながら シュラウドをクリアーしてセットしまし た。下側の マウント位置 を合わせながら 作業するので 2人で作業する方が上手く行きそうです。
やっと 納めることが出来ました。
各ホースを接続して クーラントを入れ直しました。



ベルトの調整をします。
ラバーのシュラウドも組み付けて完了です。
今回 ポンプ以外に交換した部品です。劣化してますね。

高速走行 100km/hでの水温の確認をしました。今年の夏は暑すぎる事もあって、赤ラインから針2本下ぐら いで安定? 
交換前は80に落としても赤ライン上だったので効果は確実にでているようですが、もう少し冷やしたいです。
また 次の対応を考えないと・・・
とりあえず オーバーヒートまでは行かないし、異音のしていたポンプを交換できたので 気持ちは良いです。

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