Garage KENUMA
FRハブベアリングの交換

2007・AUG
走 行中に グワーン グワーンと うなり音がし始め、前輪をジャッキアップして 手で回してみたところ
ゴー ゴーと音がしました。 これは ベアリングの寿命・・・ ついに うちのミニも来るときが来ました。

前輪をジャッキアップし馬をかけます。

ハブナットの 割りピンを抜きます。

割りピンを真っ直ぐにして、ペンチで引き抜きます

ハブナットは緩めるのが大変です。ブ レーキを強く踏んで貰い、33mmのソケットレンチにパイプを差し込んで、緩めます。

ハブナットが緩んだら、ブレーキキャリパーを外します。

ブレーキホー ス等 痛めないように、キャリパーは紐で固定しました。
ボー ルジョイント プーラーでナックル(ハブキャリア)を外します。各ボールジョイントのナットを緩め、途中で止めたまま プーラーを装着します。ボールジョ イントのブーツを傷つけないように注意が必要です。ボルトを締め付けて行くとパキンという音がして外れます。外れにくい時は ハンマーで少したたいてやる と外れやすくなります。 アッパーアームとタイロッドエンドを外 した所です。ダンパーは外して、アッパーアームは少し上に持ち上げてあげないとボールジョイントを抜くことが出来ません。結構力が必要です。(ハイローを ちじめてあげれば簡単に出来そうですが・・)
ナックルが外れました。 ナックルから、OILシールを外しま す。マイナスドライバーでこじって外しました。
ベアリングを外したところです。表面に錆が出ていました。動きも ゴリゴリした感じです。 外側のBRGと内側のBRGの間に入っていた、スペーサーです。
分解した状態です。BRGのアウターレースは ナックルに圧入されています。 銀色に光っているのが、BRGのアウターレースです
アウターレースは裏側から マイナスドライバー(貫通タイプ)等をハンマーでたたいて抜いて行きま す。結構きつく圧入されています。 新しいBRGに専用グリースを充填します。
BRGのアウターレースの圧入は、直径60cmのパイプをアウターレースにあてがい、パイプをハン マーでコンコンとたたいて 少しづつ 圧入しました。専用工具があれば簡単だと思いますが 結構大変で今回 写真撮るのを忘れてしまいました。
BRGを入れ替え、シールを圧入した状 態です。  

キャリパー等を元通りに 組み直し ハブナットを 26kgmで締め付けます。その後 割りピンが入る位置まで
更に締め込むか、戻して 割りピンを挿入し 外れ防止しタイヤを組んで終了です。
試乗したところ 例のうなり音は無くなり、心なしか 走行も スムーズになりました。 

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